化粧箱の包む仕事

印刷・加工適正に優れた板紙を使用した化粧箱は、個装箱やギフト箱等、美粧性が求められる包装に多く使われています。板紙は非常に多くの種類があり、白板紙、黄ボール、チップボール、色ボール、段ボールに大別されます。その中でも化粧箱には白板紙が最も多く使われています。板紙の厚さは単位あたりの重量で標記されます。

形  状

形  状

材料の種類

  • コートボール(270g/㎡~600g/㎡)
    白板紙の中で最も多く使われており、表面を白く塗工仕上げをしてあり、印刷適正が良い紙です。裏面は一般的にグレーですが白の物もあります。
  • カード紙(190g/㎡~450g/㎡)
    特殊白板紙に区分けされる紙で、コートボールに比べコシがあり白色度も高く高級感があることから、医療・化粧品向けに多く使われています。全て白色の紙を使用したものを「Aカード」、中間層にグレーの紙を使用したものを「Bカード」と呼びます。
  • クラフトボール(310g/㎡~550g/㎡)
    表面層には長繊維古紙(茶色)中層や下層に古紙を使用した環境に優しいボール紙の一種です。以前は美粧性を問わない重量機械部品用箱などに使用されていましたが、近年、ナチュラルな感じを好まれ、化粧品や通販関係のパッケージにも使用されています。
  • チップボール(350g/㎡~2400g/㎡〈600g/㎡を越える物は貼合品〉)
    新聞古紙・雑誌古紙を主体としたグレーの板紙で、表面は粗く印刷適正が悪いことから、補強用部材として使用されることが多いです。

製造工程

規格サイズであれば1日~2日で入荷いたしますが、別寸サイズの場合は抄造(しょうぞう)に1~2ヶ月かかる場合もあります。
印刷をするための刷版(さっぱん)を製造します。刷版は使い捨てで印刷毎に製造します。現在はCTPと呼ばれるデータから直接製版する方法が主流です。
平型が主流で、抜型単体の物と抜きカス取り用の型とセットのものがあります。均等に抜くためには細かな調整が必要です。
オフセット印刷は従来の油性インキから速乾性で耐候性、耐磨耗性に優れたUVインキが主流になりつつあります。
印刷面の保護や美粧性向上のため、表面に「つや出し」「つや消し」等の加工をします。ニス系、ビニール系、プレス系、ラミネート系があります。金や銀の箔を箔押しする加工もあります。
印刷と抜き工程で面付け数が違う場合は断裁をします。
強度が必要な場合はもう一枚板紙や段ボールを貼り合わせる場合があります。(合紙=ごうし)
抜きカス取りを機械(抜き機)で行う場合と、抜き後、手作業で行う場合があります。
貼り機(サックマシン)により接着剤にて貼ります。複雑な物は手作業により貼ります。
完成した箱は紙帯等で結束したり、段ボール箱やクラフト紙に包んで発送します。

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